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特集 救急外来で役立つ!—意識障害の診かた—“あたま”と“からだ”で考える 意識障害 【意識障害の初期評価と初期検査】
バイタルサインから意識障害の原因を推定しよう
著者: 小島直樹1
所属機関: 1公立昭和病院救急科
ページ範囲:P.1949 - P.1952
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◎意識障害のある患者でも,最初の身体診察はバイタルサインのA(Airway)→B(Breathing)→C(Circulation)の順で行う.
◎D(Disability)以外のバイタルサインの異常はすべて意識障害の原因になりうる.それらの異常がある段階では意識障害の原因を確定できない.
◎ショック状態に陥ると容易に意識障害を生じるが,逆に意識障害が原因でショックに陥ることはない.
◎バイタルサインに異常があれば,安定化を図りながら同時に意識障害の鑑別を進める.
◎意識障害を鑑別するための頭部CTはバイタルサインを安定させてから行う.
◎意識障害のある患者でも,最初の身体診察はバイタルサインのA(Airway)→B(Breathing)→C(Circulation)の順で行う.
◎D(Disability)以外のバイタルサインの異常はすべて意識障害の原因になりうる.それらの異常がある段階では意識障害の原因を確定できない.
◎ショック状態に陥ると容易に意識障害を生じるが,逆に意識障害が原因でショックに陥ることはない.
◎バイタルサインに異常があれば,安定化を図りながら同時に意識障害の鑑別を進める.
◎意識障害を鑑別するための頭部CTはバイタルサインを安定させてから行う.
参考文献
1)入江聰五郎:バイタルサインからの臨床診断 改訂版,羊土社,2017
2)Singer M, et al:The Third International Consensus Definitions for Sepsis and Septic Shock(Sepsis-3). JAMA 315:801-810, 2016
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