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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻2号

2017年02月発行

特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本

異常がみられた場合のアプローチ

血尿,蛋白尿がみられた場合

著者: 赤井靖宏1

所属機関: 1奈良県立医科大学地域医療学講座

ページ範囲:P.206 - P.210

文献概要

Point
◎血尿単独であれば病態は軽い場合が多いが,腎機能低下合併例は要注意!
◎内科的血尿(泌尿器科的疾患によらない血尿)は,糸球体の異常を表す場合が多い.
◎尿沈渣で変形赤血球や赤血球円柱があれば,糸球体疾患が存在する可能性が高い.
◎糸球体疾患より尿細管間質疾患のほうが尿蛋白は少ない.1 g/日以上の尿蛋白は糸球体由来である.
◎血尿と蛋白尿が同時に存在する場合には糸球体疾患を考える.

参考文献

1)血尿診断ガイドライン編集委員会(編):血尿診断ガイドライン2013,ライフサイエンス出版,2013
2)日本腎臓学会(編):CKD診療ガイド2012,東京医学社,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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