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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻2号

2017年02月発行

文献概要

特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本 異常がみられた場合のアプローチ

体液量過剰を疑う場合

著者: 服部吉成1

所属機関: 1吉祥寺あさひ病院腎臓内科

ページ範囲:P.211 - P.213

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Point
◎細胞外液量は体重の20%であり,主に浸透圧物質であるNaの張度により水分量を規定している.
◎腎疾患では,慢性腎臓病,ネフローゼ症候群の病態において,Na排泄障害からくる細胞外液量の増加によって体液過剰を生じやすい.
◎症状・病歴・身体所見・検査所見いずれも,単独で体液過剰を確実に診断することは困難であり,異常所見を理解して複合的に診断する必要がある.
◎体液過剰において胸水・腹水貯留,心不全の症状を認める際は緊急での治療介入を要する.

参考文献

1)柴垣有吾:保存期腎不全の診かた─慢性腎臓病(CKD)のマネジメント,中外医学社,2006
2)Imai E, et al:Validation of the equations for estimating daily sodium excretion from spot urine in patients with chronic kidney disease. Clin Exp Nephrol 15:861-867,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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