icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina54巻2号

2017年02月発行

文献概要

特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本 全身性疾患に伴う腎疾患

膠原病に伴う腎疾患

著者: 江川雅博1 伊藤孝史1

所属機関: 1島根大学医学部附属病院腎臓内科

ページ範囲:P.244 - P.249

文献購入ページに移動
Point
◎膠原病は腎疾患を合併しやすいため,腎疾患が疑われる場合には専門医へのコンサルトが望ましい.
◎ループス腎炎は予後にも直結するため,速やかな診断と治療が必要である.
◎関節リウマチによる腎障害では,アミロイドーシスや薬剤性も考慮すべきである.
◎Sjögren症候群で尿細管間質障害を,強皮症では強皮症腎クリーゼとANCA関連血管炎に注意が必要である.

参考文献

1)長田道夫,他:ループス腎炎病理診断の新しい分類-ISN/RPS 2003年改訂分類の要点と診断マニュアル.日腎会誌46:383-395, 2004
1)Weening JJ, et al:The classification of glomerulonephritis in systemic lupus erythematosus revisited. Kidney Int 65:521-530, 2004
2)湯村和子:ループス腎炎の治療.湯村和子(編):新 膠原病・血管炎の腎障害,pp 58-67,東京医学社,2016
3)Nishida S, et al:Rapid improvement of AA amyloidosis with humanised anti-interluekin 6 receptor antibody treatment. Ann Rhem Dis 68:1235-1236, 2009
4)西川和裕:強皮症.下條文武(監),内山 清,他(編):専門医のための腎臓病学(第2版),pp 401-404,医学書院,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?