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書評
—松村真司,矢吹 拓 編—外来診療ドリル—診断&マネジメント力を鍛える200問
著者: 鈴木富雄1
所属機関: 1大阪医大病院総合診療科
ページ範囲:P.249 - P.249
文献購入ページに移動 『外来診療ドリル』.「ドリル」と名前がついたこの本は,気軽に読めるようで実は極めて骨太の本である.今回書評の依頼をいただいたので,ひとまず問題を解きながら全て通読してみた.最初は「1日20問,10日で終了できる.これは軽い」と思っていたが,大きな間違いであった.問題を解き始めてみると,「う〜ん,なるほど!」「そ,そうだったか……」の連続で,なかなか先に進めない.1回目を終了するまでに結局2か月近くもかかり,しかも正答率は大学の進級試験であれば,「なんとか合格点は取れたが……」という体たらく.得点の公表は私も立場があるので,どうかご容赦を…….
あまりの不出来ぶりに自分自身もショックを受け,「このままでは終われない」と,再度挑戦.もう一度初めから終わりまで問題を解いてみた.「今度は2回目だからスイスイ行くだろう」と思っていたが,これまた今一つで,やはり同じところを間違える(笑).結局2回目も1か月以上かかってしまった.ただし,1回目はとにかく問題をこなすだけであったが,2回目は疑問に思った部分に関して,記載文献を参考に自分でも調べてみる余裕ができた.その上で解説を読み直してみると,コンパクトにまとめられたその記載の素晴らしさに改めて納得することができた.
あまりの不出来ぶりに自分自身もショックを受け,「このままでは終われない」と,再度挑戦.もう一度初めから終わりまで問題を解いてみた.「今度は2回目だからスイスイ行くだろう」と思っていたが,これまた今一つで,やはり同じところを間違える(笑).結局2回目も1か月以上かかってしまった.ただし,1回目はとにかく問題をこなすだけであったが,2回目は疑問に思った部分に関して,記載文献を参考に自分でも調べてみる余裕ができた.その上で解説を読み直してみると,コンパクトにまとめられたその記載の素晴らしさに改めて納得することができた.
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