icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina54巻2号

2017年02月発行

文献概要

特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本 糸球体疾患

急速進行性糸球体腎炎

著者: 福岡利仁1

所属機関: 1杏林大学医学部第一内科 腎臓・リウマチ膠原病内科

ページ範囲:P.264 - P.271

文献購入ページに移動
Point
◎急速進行性糸球体腎炎(RPGN)は,腎炎を示す尿所見を伴い,数週〜数カ月の経過で急速に腎不全が進行する症候群である.
◎RPGNのうち最も多い疾患はANCA関連腎炎である.
◎RPGNは近年増加傾向にある.
◎速やかに治療を開始すべきであるが,感染症・悪性腫瘍の除外は重要であり,治療開始後も感染症に対する予防を怠ってはならない.

参考文献

1)松尾清一(監):エビデンスに基づく急速進行性腎炎症候群(RPGN)診療ガイドライン2014,東京医学社,2014
2)Couser G:Idiopathic rapidly progressive glomerulonephritiss. Am J Nephrol 2:57-69, 1982
3)松尾清一,他:厚生労働省特定疾患進行性腎障害に関する都調査研究班報告・急速進行性腎炎症候群の診療指針 第2版.日腎会誌53:509-555, 2011
4)尾崎承一,他(編):ANCA関連血管炎の診療ガイドライン.厚生労働省難治性疾患克服事業,p. 88, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら