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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻2号

2017年02月発行

文献概要

特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本 尿細管間質疾患

尿細管間質障害

著者: 坂本尚登1

所属機関: 1北里大学大学院医療系研究科腎臓内科学

ページ範囲:P.287 - P.291

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Point
◎尿細管間質性疾患は特異的な自覚症状や検尿所見に乏しい点に留意する.
◎原因不明の腎機能低下,水・電解質バランスの異常や酸・塩基平衡障害を認めたら,尿細管間質性疾患の鑑別診断を行う.
◎糸球体腎炎による腎機能障害を抑制するには,尿細管・間質病変に対処する.
◎腎生検による病理組織所見は,急性および慢性尿細管間質性腎炎の確定診断に役立つ.

参考文献

1)御手洗哲也:急性・慢性尿細管・間質性腎炎の病因と病態.日内会誌 88:1417-1422, 1999
2)重松秀一,他(監訳):腎疾患の病理アトラス─尿細管間質疾患と血管疾患のWHO分類,東京医学社,2005
3)武曾惠理:尿細管間質性腎障害のトピックス.日腎会誌 53:584-585, 2011
4)佐々木 成:水電解質疾患の新しい展開.日内会誌96:199-204,2007
5)坂本尚登:尿細管・間質疾患.池森敦子,他(監):病気がみえる vol.8 腎・泌尿器,メディックメディア,2014
6)森 潔,他:新規バイオマーカーからみた尿細管間質性腎障害.日腎会誌 53:596-599, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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