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特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本 電解質,酸塩基平衡異常
Na濃度の異常
著者: 村田真理絵1 小板橋賢一郎1 柴垣有吾1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科
ページ範囲:P.297 - P.302
文献購入ページに移動◎Na濃度異常は,水バランスの異常である.
◎低Na血症では抗利尿ホルモン(ADH)分泌増加と低張液の摂取,高Na血症では低張液の喪失と水分摂取不足が存在する.
◎治療の目標は「症状の改善」と「過補正を避ける」ことであり,数値の改善ではない.
◎治療開始後は尿量や尿張度の変化が起こりやすく,Na濃度安定までは数時間ごとの丁寧なフォローアップが必要である.
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