icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina54巻2号

2017年02月発行

文献概要

特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本 そのほか腎疾患診療のポイント

維持透析患者における診療上の注意点

著者: 恒吉章治1 古波蔵健太郎1

所属機関: 1琉球大学医学部附属病院血液浄化療法部

ページ範囲:P.331 - P.335

文献購入ページに移動
Point
◎維持透析患者は32万人以上まで増加し,一般内科で診療する機会は多い.
◎維持透析患者の死因は,心不全,感染症,悪性腫瘍の順に多く,これらの疾患頻度も高い.
◎心不全には緊急透析を要することが多く,透析医との連携が必要である.
◎感染症には適切な熱源評価が重要であるが,結核やブラッドアクセス感染,菌血症,非典型的な尿路感染症が多いなどの特徴を知っておく.
◎薬剤の用法・用量に注意し,合併症に対し薬剤を多数服用していることが多いため,相互作用にも注意が必要である.

参考文献

1)政金生人,他:わが国の慢性透析療法の現況(2014年12月31日現在).透析会誌49:1-34, 2016
2)Foley RN, et al:Long interdialytic interval and mortality among patients receiving hemodialysis. N Engl J Med 365:1099-1107, 2011
3)Chaudhry SI, et al:Patterns of weight change preceding hospitalization for heart failure. Circulation 116:1549-1554, 2007
4)Hyodo T, et al:Asymptomatic hyperleukocyturia in hemodialysis patients analyzed by the automated urinary flow cytometer. Ther Apher Dial 9:402-406, 2005
5)平田純生,他:透析患者への投薬ガイドブック(改訂2版)─慢性腎臓病(CKD)の薬物治療,じほう,2009
6)European Society of Urogenital Radiology:ESUR Guidelines on Contrast Media(ver. 9.0),2014
7)NSFとガドリニウム造影剤使用に関する合同委員会(編):腎障害患者におけるガドリニウム造影剤使用に関するガイドライン(第2版),2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら