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特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本 そのほか腎疾患診療のポイント
腎移植後患者における診療上の注意点
著者: 長浜正彦1
所属機関: 1聖路加国際病院腎臓内科
ページ範囲:P.336 - P.340
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◎腎移植後患者は必ず3剤の免疫抑制薬を服用しており,他剤との相互作用や易感染性に注意する.
◎移植後3〜6カ月間は感染予防薬を服用しているので確認する.
◎移植腎は右(左)下腹部に位置し,内・外腸骨/動・静脈に吻合しており,大腿部の中心静脈挿入,心カテーテルの際には注意する.
◎移植腎の尿管は短く,逆流しやすいので尿路感染症なりやすい.
◎片腎+カルシニューリン阻害薬(CNI)服用のため,腎機能が血行動態の影響を受けやすい.
◎腎移植後患者は必ず3剤の免疫抑制薬を服用しており,他剤との相互作用や易感染性に注意する.
◎移植後3〜6カ月間は感染予防薬を服用しているので確認する.
◎移植腎は右(左)下腹部に位置し,内・外腸骨/動・静脈に吻合しており,大腿部の中心静脈挿入,心カテーテルの際には注意する.
◎移植腎の尿管は短く,逆流しやすいので尿路感染症なりやすい.
◎片腎+カルシニューリン阻害薬(CNI)服用のため,腎機能が血行動態の影響を受けやすい.
参考文献
1)日本臨床腎移植学会(編):腎移植後内科・小児科系合併症の診療ガイドライン2011, 2011 http://www.jscrt.jp/wp-content/themes/jscrt/pdf/guideline/guide2011.pdf(2016年10月アクセス)
2)Kidney Disease:Improving Global Outcomes(KDIGO)Transplant Work Group:KDIGO clinical practice guideline for the care of kidney transplant recipients. Am J Transplant 9(Suppl 3):S1-155, 2009
3)長浜正彦:循環器疾患の対応.原田 浩,後藤憲彦(編)腎移植の病診連携─これで腎移植が身近な医療になります,医薬ジャーナル社,2015
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