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特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本 そのほか腎疾患診療のポイント
腎疾患時における薬剤使用の注意点
著者: 深津敦司1
所属機関: 1深津医院
ページ範囲:P.341 - P.346
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◎処方時に患者の腎機能(血清クレアチニン,eGFR)を把握しておくことが大切である.
◎抗菌薬,抗ウイルス薬の処方時は,腎機能に応じた減量,投与間隔の延長を考える.
◎カルシウム拮抗薬は腎機能により減量する必要はないが,アンジオテンシン系降圧薬を投与する際は腎機能をチェックし,投与中も血清クレアチニンと血清カリウムをモニターする.
◎NSAIDsを長期に投与するときは腎機能(血清クレアチニンと尿蛋白)をチェックする.
◎処方時に患者の腎機能(血清クレアチニン,eGFR)を把握しておくことが大切である.
◎抗菌薬,抗ウイルス薬の処方時は,腎機能に応じた減量,投与間隔の延長を考える.
◎カルシウム拮抗薬は腎機能により減量する必要はないが,アンジオテンシン系降圧薬を投与する際は腎機能をチェックし,投与中も血清クレアチニンと血清カリウムをモニターする.
◎NSAIDsを長期に投与するときは腎機能(血清クレアチニンと尿蛋白)をチェックする.
参考文献
1)日本腎臓学会(編):CKD診療ガイド2012,東京医学社,2012 http://www.jsn.or.jp/guideline/pdf/CKDguide2012.pdf
2)日本腎臓病薬物療法学会(編):腎機能低下時に最も注意が必要な薬剤投与量一覧(2016改訂27版),2016 http://jsnp.org/docs/yakuzai_dosing_27.pdf
3)深川雅史,深津敦司(編):腎機能を考えた安全な処方,医薬ジャーナル社,2006
4)深津敦司:薬剤と腎.安田 隆,他(編):臨床腎臓内科学,pp 667-712,南山堂,2013
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