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連載 診断力を上げる 循環器Physical Examinationのコツ・23
動脈管開存症(PDA)患者の診かた
著者: 山崎直仁1
所属機関: 1高知大学医学部 老年病・循環器内科
ページ範囲:P.378 - P.384
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80代女性.元農業.
病歴 出生,発育に問題なし.10代で心雑音聴取を契機に動脈管開存症(PDA)と診断されたが,精査・加療は受けていなかった.20代で出産したが,妊娠経過中も問題なし.40代になると農作業時に息切れを自覚するようになったが,労作を制限することで対応していた.1年前からは軽労作でも息切れが出現するようになり,近医を受診.胸水貯留を認め,心不全の診断で利尿薬投与が開始された.今回PDA治療目的に,紹介入院となった.
80代女性.元農業.
病歴 出生,発育に問題なし.10代で心雑音聴取を契機に動脈管開存症(PDA)と診断されたが,精査・加療は受けていなかった.20代で出産したが,妊娠経過中も問題なし.40代になると農作業時に息切れを自覚するようになったが,労作を制限することで対応していた.1年前からは軽労作でも息切れが出現するようになり,近医を受診.胸水貯留を認め,心不全の診断で利尿薬投与が開始された.今回PDA治療目的に,紹介入院となった.
参考文献
1)福田信夫:心疾患の視診・触診・聴診─心エコー・ドプラ所見との対比による新しい考え方,pp 246-249, 医学書院,2002
2)循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2010年度合同研究班報告)成人先天性心疾患診療ガイドライン(2011年改訂版),pp 67-68,2011 http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_niwa_h.pdf (2016年11月閲覧)
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