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文献概要
特集 トリコになる不整脈—診断と治療のすべて! 頻脈 【発作性上室性頻拍】
種類,機序,見分け方
著者: 貝谷和昭1
所属機関: 1大津赤十字病院循環器科
ページ範囲:P.466 - P.471
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◎発作性上室性頻拍(PSVT)とは,突然始まり突然停止することが特徴である心房筋,洞結節および房室結節が関与する頻拍の総称である.
◎PSVTはリエントリーを機序にする頻拍がほとんどだが,一部の心房頻拍では異常自動能を機序とする.
◎頻拍時十二誘導の逆行性のP波の確認にて房室リエントリー性頻拍(AVRT)と通常型房室結節リエントリー性頻拍(common AVNRT)の鑑別ができる.
◎頻拍開始時や停止時の所見も頻拍の鑑別に参考となる.
◎ATPの反応により,PSVTの機序の鑑別やwide QRS tachycardiaにおける心室頻拍との鑑別がより正確となる.
◎発作性上室性頻拍(PSVT)とは,突然始まり突然停止することが特徴である心房筋,洞結節および房室結節が関与する頻拍の総称である.
◎PSVTはリエントリーを機序にする頻拍がほとんどだが,一部の心房頻拍では異常自動能を機序とする.
◎頻拍時十二誘導の逆行性のP波の確認にて房室リエントリー性頻拍(AVRT)と通常型房室結節リエントリー性頻拍(common AVNRT)の鑑別ができる.
◎頻拍開始時や停止時の所見も頻拍の鑑別に参考となる.
◎ATPの反応により,PSVTの機序の鑑別やwide QRS tachycardiaにおける心室頻拍との鑑別がより正確となる.
参考文献
1)Kistler PM, et al:P-wave morphology in focal atrial tachycardia:development of an algorithm to predict the anatomic site of origin. J Am Coll Cardiology 48:1010-1017, 2006
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