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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻3号

2017年03月発行

文献概要

特集 トリコになる不整脈—診断と治療のすべて! 頻脈 【発作性上室性頻拍】

心房粗動

著者: 渡邉昌也1

所属機関: 1北海道大学病院循環器内科

ページ範囲:P.494 - P.497

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Point
◎頻度が高い通常型心房粗動は「鋸歯状波」と呼ばれる特徴的な陰性粗動波を示す.
◎心房粗動の頻拍回路として三尖弁輪は重要で,通常型心房粗動は反時計方向に,非通常型心房粗動では時計方向に旋回する心房興奮を認める.
◎頻脈時は,β遮断薬や非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬を中心に心拍数コントロールを行う.
◎予防的治療としての薬物療法は不十分なことが多く,根治的治療としてカテーテルアブレーションが積極的に行われるようになっている.

参考文献

1)Wells JL Jr, et al:Characterization of atrial flutter. Studies in man after open heart surgery using fixed atrial electrodes. Circulation 60:665-673, 1979
2)García Cosío F, et al:Atrial flutter;An update. Rev Esp Cardiol 59:816-831, 2006
3)Poty H, et al:Radiofrequency catheter ablation of type 1 atrial flutter. Prediction of late success by electrophysiological criteria. Circulation 92:1389-1392, 1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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