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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻3号

2017年03月発行

文献概要

特集 トリコになる不整脈—診断と治療のすべて! 頻脈 【発作性上室性頻拍】

心房細動の抗凝固療法

著者: 平尾優子1

所属機関: 1桜橋渡辺病院不整脈科

ページ範囲:P.502 - P.505

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Point
◎心房細動による心原性脳塞栓症は,重症化しやすく予後不良のため予防が重要である.
◎抗凝固療法の開始にはCHADS2スコアなどを用いた塞栓症のリスク評価が必要である.
◎腎機能の保たれている非弁膜症性心房細動における抗凝固薬は,ワルファリンよりも新規抗凝固薬のほうが望ましい.
◎新規抗凝固薬は,腎機能,年齢,体重などにより適応用量が異なる.

参考文献

1)Gage BF, et al:Validation of clinical classification schemes for predicting stroke;Results from the national registry of atrial fibrillation. JAMA 285:2864-2870, 2001
2)Goldman ME, et al:Pathophysiologic correlates of thromboembolism in nonvalvular atrial fibrillation;Ⅰ. Reduced flow velocity in the left atrial appendage(the Stroke Prevention in Atrial Fibrillation[SPAF-Ⅲ]study). J Am Soc Echocardiogr 12:1080-1087, 1999
3)循環器病の診断と治療に関するガイドライン2012年度合同研究班:心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版).日本循環器学会 http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2013_inoue_h.pdf(2016年12月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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