文献詳細
文献概要
増刊号 総合内科医の必修臨床問題182問 総合内科
Question10 78歳の男性.主訴「発熱,意識障害および不随意運動」
著者: 濱口杉大1
所属機関: 1福島県立医科大学総合内科
ページ範囲:P.33 - P.34
文献購入ページに移動78歳の男性.
現病歴 誤嚥性肺炎にて入院した.ピペラシリン/タゾバクタム(ゾシン®)による抗菌薬治療を開始したが,入院時からせん妄が強く,点滴ラインの自己抜去,診療介護への抵抗があったため,精神科コンサルトにてハロペリドール(セレネース®)の点滴静注を行い,鎮静を図っていた.肺炎は改善していたが,入院1週後から39℃台の発熱と意識レベルの低下とが生じ,四肢のこわばりによって体が思うように動かなくなった.
現病歴 誤嚥性肺炎にて入院した.ピペラシリン/タゾバクタム(ゾシン®)による抗菌薬治療を開始したが,入院時からせん妄が強く,点滴ラインの自己抜去,診療介護への抵抗があったため,精神科コンサルトにてハロペリドール(セレネース®)の点滴静注を行い,鎮静を図っていた.肺炎は改善していたが,入院1週後から39℃台の発熱と意識レベルの低下とが生じ,四肢のこわばりによって体が思うように動かなくなった.
参考文献
1)谷井久志:悪性症候群.臨精医43:1565-1572, 2014
掲載誌情報