文献詳細
増刊号 総合内科医の必修臨床問題182問
循環器
文献概要
30歳の女性.
現病歴 生後3か月の健康診断にて心雑音を指摘されていたが,精査は行われていなかった.7歳時に感冒のため近くの総合病院を受診した際にチアノーゼを指摘され,動脈管開存症と肺高血圧症とを指摘された.このときすでに肺血管抵抗は高度に上昇しており,手術適応はないと判断され経過観察となっていた.29歳時から徐々に易疲労感と息切れとを自覚するようになりかかりつけ医を受診した.肝うっ血と下腿浮腫とを認めたため精査加療目的に紹介された.
現病歴 生後3か月の健康診断にて心雑音を指摘されていたが,精査は行われていなかった.7歳時に感冒のため近くの総合病院を受診した際にチアノーゼを指摘され,動脈管開存症と肺高血圧症とを指摘された.このときすでに肺血管抵抗は高度に上昇しており,手術適応はないと判断され経過観察となっていた.29歳時から徐々に易疲労感と息切れとを自覚するようになりかかりつけ医を受診した.肝うっ血と下腿浮腫とを認めたため精査加療目的に紹介された.
参考文献
1)Beghetti, M, et al:Eisenmenger syndrome;a clinical perspective in a new therapeutic era of pulmonary arterial hypertension. J Am Coll Cardiol 53:733-740, 2009
掲載誌情報