文献詳細
文献概要
増刊号 総合内科医の必修臨床問題182問 腎臓
Question86 62歳の女性.主訴「発熱,血尿および全身倦怠感」
著者: 成瀬友彦1
所属機関: 1春日井市民病院内科
ページ範囲:P.205 - P.206
文献購入ページに移動62歳の女性.
現病歴 2週前から微熱を自覚していたが「軽い風邪かな」と自宅で様子をみていた.1週前に解熱しないことに加え,肉眼的血尿もみられたためかかりつけ医を受診した.このときの検査では尿蛋白+,尿潜血3+,BUN 15.9mg/dL,Cr 1.1mg/dLで,抗菌薬が処方され外来で経過をみることになった.本日かかりつけ医を再診時,発熱と肉眼的血尿の持続とに加え,全身倦怠感も出現した.血液検査にてBUN 38.2mg/dL,Cr 4.6mg/dLと急激な腎機能の低下がみられ,同日腎臓内科を紹介され来院した.
現病歴 2週前から微熱を自覚していたが「軽い風邪かな」と自宅で様子をみていた.1週前に解熱しないことに加え,肉眼的血尿もみられたためかかりつけ医を受診した.このときの検査では尿蛋白+,尿潜血3+,BUN 15.9mg/dL,Cr 1.1mg/dLで,抗菌薬が処方され外来で経過をみることになった.本日かかりつけ医を再診時,発熱と肉眼的血尿の持続とに加え,全身倦怠感も出現した.血液検査にてBUN 38.2mg/dL,Cr 4.6mg/dLと急激な腎機能の低下がみられ,同日腎臓内科を紹介され来院した.
参考文献
1)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等省難治性疾患克服研究事業 進行性腎障害に関する調査研究班(編):エビデンスに基づく急速進行性腎炎症候群(RPGN)ガイドライン2014,東京医学社,2014 http://www.jsn.or.jp/guideline/pdf/RPGN_141023.pdf (2016年9月閲覧)
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