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文献概要
増刊号 総合内科医の必修臨床問題182問 腎臓
Question94 41歳の男性.主訴「倦怠感」
著者: 谷澤雅彦1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科
ページ範囲:P.227 - P.229
文献購入ページに移動41歳の男性.
現病歴 高血圧症にて2年前からβ遮断薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬〈ARB〉を内服していた.また,腰痛のために不定期に非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉を内服していた.もともと腎機能は血清Cr 0.97mg/dL程度であった.来院2週前に歯科で齲歯の治療を行い,その際に抗菌薬(レボフロキサシン)とNSAIDsとが処方された.その後,倦怠感で救急外来を受診した際に血清Cr 3.0mg/dLを認め,腎機能障害で腎臓内科に紹介された.
現病歴 高血圧症にて2年前からβ遮断薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬〈ARB〉を内服していた.また,腰痛のために不定期に非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉を内服していた.もともと腎機能は血清Cr 0.97mg/dL程度であった.来院2週前に歯科で齲歯の治療を行い,その際に抗菌薬(レボフロキサシン)とNSAIDsとが処方された.その後,倦怠感で救急外来を受診した際に血清Cr 3.0mg/dLを認め,腎機能障害で腎臓内科に紹介された.
参考文献
, Wolters Kluwer Health, last updated May 30, 2015
2)González E, et al:Early steroid treatment improves the recovery of renal function in patients with drug-induced acute interstitial nephritis. Kidney Int 73:940-946, 2008
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