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増刊号 総合内科医の必修臨床問題182問 アレルギー
Question138 54歳の女性.来院理由「気管支喘息のコントロール」
著者: 西山理1
所属機関: 1近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科
ページ範囲:P.335 - P.337
文献購入ページに移動54歳の女性.
現病歴 48歳時に気管支喘息と診断され治療を受けている.高用量の吸入ステロイド薬〈ICS〉と吸入長時間作動性吸入β2刺激薬〈LABA〉の合剤(フルチカゾンプロピオン500μg+サルメテロール50μg,分2)と内服ロイコトリエン受容体拮抗薬(モンテルカスト10mg,分1)を使用しているが,週に1〜2回の喘鳴は出現している.さらに,週1回程度の夜間の喘鳴があり睡眠が妨げられている.その都度,別に処方されている短時間作動性吸入β2刺激薬〈SABA〉(サルブタモール200μg)を吸入し症状は治まっている.
現病歴 48歳時に気管支喘息と診断され治療を受けている.高用量の吸入ステロイド薬〈ICS〉と吸入長時間作動性吸入β2刺激薬〈LABA〉の合剤(フルチカゾンプロピオン500μg+サルメテロール50μg,分2)と内服ロイコトリエン受容体拮抗薬(モンテルカスト10mg,分1)を使用しているが,週に1〜2回の喘鳴は出現している.さらに,週1回程度の夜間の喘鳴があり睡眠が妨げられている.その都度,別に処方されている短時間作動性吸入β2刺激薬〈SABA〉(サルブタモール200μg)を吸入し症状は治まっている.
参考文献
1)日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会:喘息予防・管理ガイドライン2015,協和企画,2015
2)Kerstjens HA, et al:Tiotropium in asthma poorly controlled with standard combination therapy. N Engl J Med 367:1198-1207, 2012
3)Busse W, et al:Omalizumab, anti-IgE recombinant humanized monoclonal antibody, for the treatment of severe allergic asthma. J Allergy Clin Immunol 108:184-190, 2001
4)Ortega HG, et al:Mepolizumab treatment in patients with severe eosinophilic asthma. N Engl J Med 371:1198-1207, 2014
5)Castro M, et al:Effectiveness and safety of bronchial thermoplasty in the treatment of severe asthma;A multicenter, randomized, double-blind, sham-controlled clinical trial. Am J Respir Crit Care Med 181:116-124, 2010
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