文献詳細
文献概要
増刊号 総合内科医の必修臨床問題182問 アレルギー
Question140 44歳の女性.主訴「顔面腫脹,皮疹および一過性の意識消失」
著者: 西山理1
所属機関: 1近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科
ページ範囲:P.343 - P.344
文献購入ページに移動44歳の女性.
現病歴 生来食物アレルギーの既往はない.2か月前にパンケーキを食し,直後に30分程散歩をしたところ四肢に蕁麻疹が出現したが自然に消退した.1か月前にパンを食し,その後仕事で物品の陳列業務を行っていたところ,顔面と四肢とに蕁麻疹が出現.かかりつけ医を受診し,蕁麻疹と診断され抗ヒスタミン薬内服で改善した.昨日パンを食し,その後早足で歩いて帰宅途中に顔面の腫脹,全身の熱感および発赤が出現した.その後,気分不良を自覚し直後に意識消失した.1分程で意識消失は回復し症状も消失した.
現病歴 生来食物アレルギーの既往はない.2か月前にパンケーキを食し,直後に30分程散歩をしたところ四肢に蕁麻疹が出現したが自然に消退した.1か月前にパンを食し,その後仕事で物品の陳列業務を行っていたところ,顔面と四肢とに蕁麻疹が出現.かかりつけ医を受診し,蕁麻疹と診断され抗ヒスタミン薬内服で改善した.昨日パンを食し,その後早足で歩いて帰宅途中に顔面の腫脹,全身の熱感および発赤が出現した.その後,気分不良を自覚し直後に意識消失した.1分程で意識消失は回復し症状も消失した.
参考文献
1)日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会:食物アレルギー診療ガイドライン2012,協和企画,2011
1)「食物アレルギーの診療の手引き2014」検討委員会:厚生労働科学研究班による食物アレルギーの診療の手引き2014, 2014 http://foodallergy.jp/manual2014.pdf(2016年9月閲覧)
2)日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会経口負荷試験標準化ワーキンググループ:食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン2009,協和企画,2009
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