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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻4号

2017年04月発行

文献概要

増刊号 総合内科医の必修臨床問題182問 感染症

Question169 38歳の女性.主訴「下痢」

著者: 山元佳1 竹下望1

所属機関: 1国立国際医療研究センター病院国際感染症センター

ページ範囲:P.425 - P.426

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38歳の女性.
現病歴 3週前にインドネシアに渡航し,帰国4日後から10回/日ほどの水様便を認め,かかりつけ医でホスホマイシンと整腸剤とを処方された.症状は徐々に改善してきたが,2週以上が経過した今でも3〜4回/日ほどの水様便が残存するため来院した.2週で1kg弱の体重減少あり.発熱と盗汗とはない.咳嗽はない.飲水や食事は通常通り可能であった.

参考文献

1)和栗 敦,他:子ウシとの接触が原因と示唆されるクリプトスポリジウム感染症事例─青森県.IASR 30:319-321, 2009
1)国立感染症研究所:クリプトスポリジウム症およびジアルジア症2014年7月現在.IASR 35:185-186, 2014.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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