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特集 —症候別 すぐ役に立つ—救急画像診断—いつ撮る? どう見る? 総論—救急領域の画像検査の特徴
心臓超音波検査の適応と限界
著者: 滝村英幸1
所属機関: 1総合東京病院循環器内科
ページ範囲:P.620 - P.625
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◎心臓超音波検査は心疾患を疑う場合には必須の検査であり,非侵襲的かつ簡便であるが,検者の技量に左右されるため,技術の習得が必要である.
◎First echoとsecond echoに分けて検査を行う.First echoは1分以内を目標とし,必ずしもきれいな描出像と定量評価の必要性はなく,定性評価により致死的疾患を鑑別する.
◎超音波検査では描出困難であることが診断の限界であり,他のモダリティへの移行も考慮しながら迅速に行うことが必要である.
◎心臓超音波検査は心疾患を疑う場合には必須の検査であり,非侵襲的かつ簡便であるが,検者の技量に左右されるため,技術の習得が必要である.
◎First echoとsecond echoに分けて検査を行う.First echoは1分以内を目標とし,必ずしもきれいな描出像と定量評価の必要性はなく,定性評価により致死的疾患を鑑別する.
◎超音波検査では描出困難であることが診断の限界であり,他のモダリティへの移行も考慮しながら迅速に行うことが必要である.
参考文献
1)Via G, et al:International evidence-based recommendations for focused cardiac ultrasound. J Am Soc Echocardiogr 683:e1-683. e33, 2014
2)Neskovic AN, et al:Focus cardiac ultrasound;The European Association of Cardiovascular Imaging viewpoint. Eur Heart J Cardiovas Imaging 15:956-960, 2014
3)Ishii K, et al:Diagnosis of coronary artery disease by detection of post-ischemic diastolic dyssynchrony after treadmill exercise using strain image derived from 2D speckle traking. J Am Coll Cardiol 49:suppl 177A, 2007
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