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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻6号

2017年05月発行

文献概要

特集 プライマリ・ケア医のための消化器症候学 全身症状

黄疸—「眼や肌が黄色くなりました」「尿の色が赤っぽいです」

著者: 榎奥健一郎1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院消化器内科

ページ範囲:P.829 - P.831

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Point
◎黄疸では,「直接ビリルビン・間接ビリルビンのどちらが優位か」が鑑別に重要である.
◎体質性黄疸以外は,見逃してはいけない重要な疾患が背景にあるため,迅速に専門医に紹介する必要がある.
◎まず胆管炎かどうかが重要であり,採血検査ではビリルビンのほかに,炎症の有無に注目する.
◎専門医に紹介する場合,鑑別疾患を念頭に置いた問診や採血を行っておくと,紹介先での診療が円滑に進む.

参考文献

1)伊藤 啓,他:黄疸の患者を診たら何をすべきか?─黄疸の鑑別診断の実際.Medical Practice 26:1317-1322, 2009
2)姉崎有美子,大西洋英:黄疸の診かた・専門医への紹介のタイミング.診断と治療98:743-749, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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