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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻6号

2017年05月発行

特集 プライマリ・ケア医のための消化器症候学

腹痛

急性腹痛(上腹部)—「お腹(胃)が痛いです」

著者: 福島豊実1 水間美宏1 久木田和夫2

所属機関: 1神戸アドベンチスト病院消化器内科 2神戸アドベンチスト病院総合内科

ページ範囲:P.866 - P.870

文献概要

Point
◎「第一の原則は,もっぱら病歴と身体所見から,厳密で正確な診断を心掛けることである」(Cope著『急性腹症の早期診断』より).
◎急性上腹部痛の鑑別診断は部位別に整理しておくとよい.
◎急性腹痛の約20%で重篤または手術が必要となり,0.5%未満で致死的となることがある.
◎急性腹症を見極める診断力はプライマリ・ケア医に必須である.

参考文献

1)急性腹症診療ガイドライン出版委員会(編):急性腹症診療ガイドライン2015,医学書院,2015
2)小関一英(監訳):急性腹症の早期診断─病歴と身体所見による診断技能をみがく(第2版),メディカル・サイエンス・インターナショナル,2012/Silen W(ed):Cope's Early Diagnosis of the Acute Abdomen(22nd ed), Oxford University Press, 2010
3)須藤 博:SpPinな身体所見Top10.レジデント4:38-47, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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