文献詳細
特集 プライマリ・ケア医のための消化器症候学
腹痛
急性腹痛(上腹部)—「お腹(胃)が痛いです」
著者: 福島豊実1 水間美宏1 久木田和夫2
所属機関: 1神戸アドベンチスト病院消化器内科 2神戸アドベンチスト病院総合内科
ページ範囲:P.866 - P.870
文献概要
◎「第一の原則は,もっぱら病歴と身体所見から,厳密で正確な診断を心掛けることである」(Cope著『急性腹症の早期診断』より).
◎急性上腹部痛の鑑別診断は部位別に整理しておくとよい.
◎急性腹痛の約20%で重篤または手術が必要となり,0.5%未満で致死的となることがある.
◎急性腹症を見極める診断力はプライマリ・ケア医に必須である.
参考文献
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