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特集 プライマリ・ケア医のための消化器症候学 腹痛
慢性腹痛(下腹部)—「下腹部の痛みが続いています」
著者: 神谷武1
所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科次世代医療開発学
ページ範囲:P.882 - P.885
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◎慢性下腹部痛を呈する疾患は数多く,消化器疾患に限らず婦人科疾患,全身疾患と多彩である.
◎大腸癌に代表される悪性腫瘍,Crohn病,子宮内膜症は見逃してはならない疾患である.
◎過敏性腸症候群,中枢性腹痛症侯群は,知っておかねばならないcommonな疾患である.
◎慢性下腹部痛の診断には医療面接,身体診察とともに種々の検査を系統的に行う必要がある.
◎慢性下腹部痛を呈する疾患は数多く,消化器疾患に限らず婦人科疾患,全身疾患と多彩である.
◎大腸癌に代表される悪性腫瘍,Crohn病,子宮内膜症は見逃してはならない疾患である.
◎過敏性腸症候群,中枢性腹痛症侯群は,知っておかねばならないcommonな疾患である.
◎慢性下腹部痛の診断には医療面接,身体診察とともに種々の検査を系統的に行う必要がある.
参考文献
1)野津 司:機能性腹痛症候群.日内会誌102:90-95, 2013
2)棟方昭博,他:腹痛.日本消化器病学会(監),「消化器病診療」編集委員会(編):消化器病診療─良きインフォームド・コンセントに向けて,pp 3-6,医学書院,2004
3)日本消化器病学会(編):機能性消化管疾患診療ガイドライン2014─過敏性腸症候群(IBS),南江堂,2014
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