文献詳細
文献概要
特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence 総論
内科外来におけるエビデンスの捉え方・あり方・見方
著者: 南郷栄秀1
所属機関: 1東京北医療センター総合診療科
ページ範囲:P.992 - P.995
文献購入ページに移動Point
◎EBMとは,エビデンスそのものではなく,個別の患者に提供する医療の質を高めるためにエビデンスを利用する方法論である.
◎外来でエビデンスを活用する際は,原著論文を読むよりも,質の高い二次資料を利用するのが便利である.
◎診断推論では事前確率の見積りが,治療方針決定ではベースラインリスクの見積もりが重要である.
◎診療方針の決定に当たっては,患者にとっての真のアウトカムに注目する.
◎EBMとは,エビデンスそのものではなく,個別の患者に提供する医療の質を高めるためにエビデンスを利用する方法論である.
◎外来でエビデンスを活用する際は,原著論文を読むよりも,質の高い二次資料を利用するのが便利である.
◎診断推論では事前確率の見積りが,治療方針決定ではベースラインリスクの見積もりが重要である.
◎診療方針の決定に当たっては,患者にとっての真のアウトカムに注目する.
参考文献
1)Haynes RB, et al:Physicians' and patients' choices in evidence based practice. BMJ 324:1350, 2002
2)南郷栄秀:EBMについて─医療従事者のために.The Square of Practicing EBM and Lifelong Learning(The SPELL) http://spell.umin.jp/EBM.htm
3)UpToDate, Wolters Kluwer http://www.uptodate.com
4)DynaMed, EBSCO Information Services http://www.ebsco.co.jp/medical/dynamed/
5)大生定義:尤度比(ゆうどひ)を診療に活かす1.日内会誌96:831-832, 2007
6)マーク・ヘンダーソン,ローレンス・ティアニー(著),山内豊明(監訳):聞く技術─答えは患者の中にある,第2版,日経BP社,2013
掲載誌情報