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特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence 各論
日本編 脳卒中の一次予防および二次予防
著者: 島田佳明1 卜部貴夫1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院脳神経内科
ページ範囲:P.1001 - P.1003
文献購入ページに移動◎脳血管疾患は全死因の第4位であり,第2位の心疾患と合わせた血管疾患としてみると1位の悪性腫瘍とほぼ同等であるため,血管疾患の予防はきわめて重要である.
◎脳血管疾患の予防には,生活習慣の改善・リスク管理により疾病の発症を防ぐ一次予防,再発を防ぐ二次予防,リハビリによる社会復帰を目指した三次予防がある.
◎食事中のNaとK摂取量の比(mol/mol)が高いほど,心血管疾患や脳血管疾患による死亡率が増加することが明らかになった.
◎一次予防としての低用量アスピリン腸溶錠1日1回の内服は心血管イベント発症抑制に差はみられず,出血などの不利益のほうが多いため必要性は低い.
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