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—太田光泰,幡多政治 監訳—マイヤース腹部放射線診断学—発生学的・解剖学的アプローチ フリーアクセス
著者: 大平善之1
所属機関: 1国際医療福祉大・総合診療科
ページ範囲:P.1034 - P.1034
文献購入ページに移動本書は第1〜17章で構成されており,第1章では,腹膜腔内臓器間での進展,腹膜腔内と腹膜外腔との間での進展など,画像診断の進歩により,従来の区画化に対する画像解析では疾患進展による徴候を十分に説明できないことが明らかになったことによる新たなパラダイムの必要性が論じられている.臨床推論において想起できない疾患は診断できないのと同様に,画像診断においてもプレコンディショニング(予想,事前情報,経験)が視覚情報の多くを決定することが示されている.また,臨床推論では,最初から細部に注目するのではなく,まずは患者の全体像(ビッグピクチャー)を把握することが重要であるが,画像診断においても全体として見ることの重要性が解説されている.
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