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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻7号

2017年06月発行

文献概要

特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence 各論

日本編 禁煙—エビデンスに基づいた禁煙へのアプローチ

著者: 安田雄司123

所属機関: 1啓生会やすだ医院 2京都禁煙推進研究会 3下京西部医師会

ページ範囲:P.1074 - P.1077

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Point
◎35歳未満のニコチン依存症の患者でも禁煙保険治療を受けることが可能になった.
◎禁煙を希望しない患者には「動機づけ面接法」が有用である.
◎未成年者への禁煙治療のエビデンスはまだ不十分であるものの,禁煙治療はカウンセリングが主体となる.
◎禁煙治療を行ううえで医師会の役割は大きく,多職種の連携による禁煙支援・治療の普及が期待される.

参考文献

1)日本禁煙学会:全国禁煙外来・禁煙クリニック一覧─禁煙治療に保険が使える医療機関情報最新版(ニコチン依存症管理料算定医療機関) http://www.nosmoke55.jp/nicotine/clinic.html(2017年2月閲覧)
2)神奈川県内科医学会(編):今日からできるミニマム禁煙医療 第1巻─禁煙外来を開設しよう!,中和印刷,2015
3)喫煙の健康影響に関する検討会(編):喫煙と健康─喫煙の健康影響に関する検討会報告書,厚生労働省,2016 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000135585.pdf(2017年2月閲覧)
4)吉澤孝之,他:禁煙治療におけるバレニクリンとニコチンパッチの治療成績の検討.日呼ケアリハ学誌23:188-192, 2013
5)藤原久義,他:若年者の禁煙治療指針.日禁煙会誌11:145-151, 2016
6)日本禁煙学会(編):禁煙学,第3版,南山堂,2014
7)加濃正人:今日からできるミニマム禁煙医療 第2巻─禁煙の動機づけ面接法,中和印刷,2015
8)中村正和:FCTC14条 禁煙支援・治療.保健医療科学64:475-483, 2015
9)京都府がん対策推進協議会:京都府がん対策推進計画,京都府,2013 http://www.pref.kyoto.jp/gan/documents/kyoutohugankeikaku2.pdf(2017年2月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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