文献詳細
文献概要
特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence 各論
米国編 生活習慣病に伴う肝疾患
著者: 田中智大1
所属機関: 1
ページ範囲:P.1087 - P.1089
文献購入ページに移動Point
◎米国においても生活習慣病に関連する肝疾患,特に非アルコール性脂肪肝(炎),すなわちNASH,NAFLDが増加している.
◎アルコール性肝疾患については断酒を行い,肝硬変やアルコール性肝炎の発症を未然に防ぐよう努めるが,ドロップアウト例が多い.
◎NASH,NAFLDの治療の基本は減量である.肝疾患の進行度に合わせて栄養指導と運動療法を行う.
◎線維化の進展したNASHに対しては,ビタミンEなどの薬物療法の有用性も報告されている.複数の臨床試験が進んでおり,その結果が待たれる.
◎米国においても生活習慣病に関連する肝疾患,特に非アルコール性脂肪肝(炎),すなわちNASH,NAFLDが増加している.
◎アルコール性肝疾患については断酒を行い,肝硬変やアルコール性肝炎の発症を未然に防ぐよう努めるが,ドロップアウト例が多い.
◎NASH,NAFLDの治療の基本は減量である.肝疾患の進行度に合わせて栄養指導と運動療法を行う.
◎線維化の進展したNASHに対しては,ビタミンEなどの薬物療法の有用性も報告されている.複数の臨床試験が進んでおり,その結果が待たれる.
参考文献
1)Thursz MR, et al:Prednisolone or pentoxifylline for alcoholic hepatitis. N Engl J Med 372:1619-1628, 2015
2)Allampati S, Mullen KD:Long-Term Management of Alcoholic Liver Disease. Clin Liver Dis 20:551-562, 2016
3)Pais R, et al:NAFLD and liver transplantation:Current burden and expected challenges. J Hepatol 65:1245-1257, 2016
1)Rinella ME, Sanyal AJ:Management of NAFLD;A stage-based approach. Nat Rev Gastroenterol Hepatol 13:196-205, 2016
掲載誌情報