文献詳細
文献概要
特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence 各論
日本編 がん検診
著者: 東尚弘1 渡邊ともね1
所属機関: 1国立がん研究センターがん対策情報センターがん臨床情報部
ページ範囲:P.1104 - P.1107
文献購入ページに移動◎がん検診は「早く見つかればいいはず」ではなく,死亡率減少効果を検証することが重要.
◎がん検診の有効性は,「検診受診者」を分母とするのが正しく,「患者」を分母とした検討は避けるべきである.
◎特にlead-time biasとlength biasに注意する.
◎治療しなくてもよいがんは一定数存在し,そのようながんを見つけるのは「過剰診断」と言われるが,発見後にどのがんが過剰なのかを個別に知るのは難しい.
参考文献
掲載誌情報