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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻8号

2017年07月発行

特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス

内科医が知りたい主ながん種の知識─診断から治療まで 【消化器がん】

早期胃がんの診断・治療について教えてください

著者: 高丸博之1 吉永繁高1 小田一郎1

所属機関: 1国立がん研究センター中央病院内視鏡科

ページ範囲:P.1208 - P.1212

文献概要

Point
◎早期胃がんでは,内視鏡治療に対する絶対適応病変,適応拡大病変があり,術前の範囲診断,深達度診断が重要である.
◎内視鏡による存在診断,範囲診断は粘膜の色調変化やインジゴカルミン色素撒布およびNBI拡大観察によって行う.
◎外科的切除の適応となる早期胃がんに対する術前内視鏡検査では,術式を念頭に置いた正確な範囲診断が要求される.

参考文献

1)日本胃癌学会(編):胃癌治療ガイドライン─医師用,第4版,金原出版,2014
2)小野裕之,他:胃癌に対するESD/EMRガイドライン.Gastroenterol Endosc 56:310-323, 2014
3)Hasuike N, et al:A non-randomized confirmatory trial of an expanded indication for endoscopic submucosal dissection for intestinal-type gastric cancer(cT1a);the Japan Clinical Oncology Group study(JCOG0607). Gastric Cancer 2017
4)日本胃癌学会(編):胃癌取扱い規約,第14版,金原出版,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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