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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻8号

2017年07月発行

文献概要

特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス 内科医が知りたい主ながん種の知識─診断から治療まで 【消化器がん】

肝細胞がんの診断・治療について教えてください

著者: 池田公史1

所属機関: 1国立がん研究センター東病院肝胆膵内科

ページ範囲:P.1230 - P.1233

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Point
◎dynamic CT/MRIで早期造影効果,門脈・平衡相で低吸収域(washout)の所見が診断に重要である.
◎肝細胞がんの治療は,肝切除,肝移植,焼灼療法,肝動脈塞栓療法,化学療法,放射線療法が中心に行われている.
◎薬物療法では,一次治療としてソラフェニブ,ソラフェニブ不応例に対してレゴラフェニブが推奨されている.
◎肝細胞がんの治療法の選択においては,がんの進行度だけでなく,肝障害度も考慮することが重要である.

参考文献

1)日本肝臓学会(編):科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン2013年版,金原出版,2013
2)日本肝臓学会(編):肝癌診療マニュアル,第3版,医学書院,2015
3)日本肝癌研究会(編):臨床・病理 原発性肝癌取扱い規約,第6版,金原出版,2015
4)Llovet JM, et al:Sorafenib in advanced hepatocellular carcinoma. N Engl J Med 359:378-390, 2008
5)Bruix J, et al:Regorafenib for patients with hepatocellular carcinoma who progressed on sorafenib treatment(RESORCE);A randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial. Lancet 389:56-66, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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