文献詳細
文献概要
特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス 内科医が知りたい主ながん種の知識─診断から治療まで 【消化器がん】
肝細胞がんの診断・治療について教えてください
著者: 池田公史1
所属機関: 1国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
ページ範囲:P.1230 - P.1233
文献購入ページに移動◎dynamic CT/MRIで早期造影効果,門脈・平衡相で低吸収域(washout)の所見が診断に重要である.
◎肝細胞がんの治療は,肝切除,肝移植,焼灼療法,肝動脈塞栓療法,化学療法,放射線療法が中心に行われている.
◎薬物療法では,一次治療としてソラフェニブ,ソラフェニブ不応例に対してレゴラフェニブが推奨されている.
◎肝細胞がんの治療法の選択においては,がんの進行度だけでなく,肝障害度も考慮することが重要である.
参考文献
掲載誌情報