文献詳細
特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス
内科医が知りたい主ながん種の知識─診断から治療まで 【泌尿器がん】
文献概要
Point
◎進行前立腺がんは適切な治療により,年単位の予後が期待できる疾患である.
◎LHRH agonistに加え,エンザルタミド,アビラテロンといった新規内分泌療法によりQOLを維持し,生存期間が伸びている.
◎進行の速い症例では,ドセタキセルなどの化学療法が症状改善と生存延長に寄与しうる.
◎鎮痛を目的とする放射線外照射に加えて生存の改善も期待できるラジウムが使用されている.
◎免疫療法の効果は限定的であり,現時点では標準療法には位置づけられていない.
◎進行前立腺がんは適切な治療により,年単位の予後が期待できる疾患である.
◎LHRH agonistに加え,エンザルタミド,アビラテロンといった新規内分泌療法によりQOLを維持し,生存期間が伸びている.
◎進行の速い症例では,ドセタキセルなどの化学療法が症状改善と生存延長に寄与しうる.
◎鎮痛を目的とする放射線外照射に加えて生存の改善も期待できるラジウムが使用されている.
◎免疫療法の効果は限定的であり,現時点では標準療法には位置づけられていない.
参考文献
1)Attard G, et al:Prostate cancer. Lancet 387:70-82, 2016
2)Beer TM, et al:Enzalutamide in metastatic prostate cancer before chemotherapy. N Engl J Med 371:424-433, 2014
3)Fizazi K, et al:Abiraterone acetate for treatment of metastatic castration-resistant prostate cancer:Final overall survival analysis of the COU-AA-301 randomised, double-blind, placebo-controlled phase 3 study. Lancet Oncol 13:983-992, 2012
4)Sweeney CJ, et al:Chemohormonal therapy in metastatic hormone-sensitive prostate cancer. N Engl J Med 373:737-746, 2015
掲載誌情報