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特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス 内科医が知っておくべきがん患者のマネジメント
保険診療による標準治療以外にどのような治療選択肢がありますか
著者: 後藤悌1
所属機関: 1国立がん研究センター中央病院呼吸器内科
ページ範囲:P.1306 - P.1308
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◎標準治療は現時点での最善の治療であり,先進医療などの研究的な医療とは区別して考える必要がある.
◎標準治療は保険診療として行われる.保険診療として認められていない治療と併用するのは混合診療として,原則,禁止されている.
◎評価療養とされる治験(企業治験,医師主導治験,拡大治験)は保険診療との併用が認められ,GCP省令に従って行われる.
◎先進医療Bや患者申出診療は患者の費用負担が多く,混合診療として受けた場合との差別化について検討する必要がある.
◎標準治療は現時点での最善の治療であり,先進医療などの研究的な医療とは区別して考える必要がある.
◎標準治療は保険診療として行われる.保険診療として認められていない治療と併用するのは混合診療として,原則,禁止されている.
◎評価療養とされる治験(企業治験,医師主導治験,拡大治験)は保険診療との併用が認められ,GCP省令に従って行われる.
◎先進医療Bや患者申出診療は患者の費用負担が多く,混合診療として受けた場合との差別化について検討する必要がある.
参考文献
1)人道的見地から実施される治験(拡大治験)情報 https://www.pmda.go.jp/review-services/trials/0019.html#2(2017年4月閲覧)
2)患者申出療養とその他の保険外併用療養費制度について http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000118805.pdf(2017年4月閲覧)
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