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文献詳細

雑誌文献

medicina54巻9号

2017年08月発行

文献概要

特集 皮膚疾患が治らない!—皮膚科医が教える“次の一手” 感染症

蜂窩織炎が治らない!

著者: 小林束1 岩田洋平1

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.1439 - P.1443

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Point
◎治療は抗菌薬投与だけでなく,安静,局所の冷却,下肢挙上が重要である.
◎激しい疼痛や紫斑が出現し,全身状態が急速に増悪した際には壊死性筋膜炎を疑う.
◎糖尿病を基礎疾患に有する場合は,重症化しやすいため注意を要する.

参考文献

1)JAID/JSC感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会(編):JAID/JSC感染症治療ガイド2014, pp 190-191,ライフ・サイエンス出版,2014
2)MRSA感染症の治療ガイドライン作成委員会:MRSA感染症の治療ガイドライン,p 33-45, 2013
3)Wong CH, et al:The LRINEC(Laboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis)score;A tool for distinguishing necrotizing fasciitis from other soft tissue infections. Crit Care Med 32:1535-1541, 2004
4)豊田徳子,他:壊死性筋膜炎の診断・予後評価におけるLaboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis(LRINEC)scoreの有効性.日皮会誌120:2407-2412, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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