文献詳細
文献概要
特集 皮膚疾患が治らない!—皮膚科医が教える“次の一手” 蕁麻疹,アトピー性皮膚炎,アレルギーなど
成人アトピー性皮膚炎が治らない!
著者: 中村晃一郎1
所属機関: 1埼玉医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.1454 - P.1459
文献購入ページに移動Point
◎治療の基本は外用療法であり,急性期にステロイドやタクロリムスを使用する.処方する外用薬は炎症を鎮静化するのに十分なランクのものを使用し,外用量も考慮する.
◎補助療法として痒みに対する内服療法も行い,さらに生活指導で止痒を目指す.
◎アドヒアランスの低下がある場合には,外用療法に関する説明を十分行う.
◎皮疹が悪化し,細菌感染症やウイルス感染症を合併する場合には専門医に相談し,適切な処方を受ける.
◎治療の基本は外用療法であり,急性期にステロイドやタクロリムスを使用する.処方する外用薬は炎症を鎮静化するのに十分なランクのものを使用し,外用量も考慮する.
◎補助療法として痒みに対する内服療法も行い,さらに生活指導で止痒を目指す.
◎アドヒアランスの低下がある場合には,外用療法に関する説明を十分行う.
◎皮疹が悪化し,細菌感染症やウイルス感染症を合併する場合には専門医に相談し,適切な処方を受ける.
参考文献
1)日本皮膚科学会 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員会(編):アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版.日皮会誌126:121-155, 2016
2)中村晃一郎:ガイドラインのワンポイント解説─アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2015.アレルギー65:1178-1181, 2016
3)加藤則人(編):エキスパートが答える! アトピー性皮膚炎Q&A55,診断と治療社,2014
掲載誌情報