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文献概要
特集 皮膚疾患が治らない!—皮膚科医が教える“次の一手” 循環障害
凍瘡(しもやけ)が治らない!
著者: 新井達1
所属機関: 1聖路加国際病院皮膚科
ページ範囲:P.1477 - P.1481
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◎凍瘡は手指,足趾,耳朶に好発し,1日の気温変動が10℃以上の時に生じやすい.
◎近年は中高年の女性に多く,膠原病など,原疾患の存在に留意する必要がある.
◎治療はビタミンE内服と,へパリノイド製剤やステロイドの外用である.
◎治療抵抗例ではプロスタグランジンE1製剤内服が有効である.
◎凍瘡は手指,足趾,耳朶に好発し,1日の気温変動が10℃以上の時に生じやすい.
◎近年は中高年の女性に多く,膠原病など,原疾患の存在に留意する必要がある.
◎治療はビタミンE内服と,へパリノイド製剤やステロイドの外用である.
◎治療抵抗例ではプロスタグランジンE1製剤内服が有効である.
参考文献
1)角田孝彦,他:抗セントロメア抗体と凍瘡に関する検討.皮膚科の臨床56:1991-1994, 2014
2)Wanat KA, Rosenbach M:Cutaneous Sarcoidosis. Clin Chest Med 36:685-702, 2015
3)水川良子:固定薬疹.玉置邦彦,他(編):最新皮膚科学体系5-薬疹・中毒疹,pp 67-74,中山書店,2004
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