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特集 皮膚疾患が治らない!—皮膚科医が教える“次の一手” 循環障害
下腿・足潰瘍が治らない!
著者: 宇原久1
所属機関: 1札幌医科大学医学部皮膚科学講座
ページ範囲:P.1482 - P.1485
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◎潰瘍が1〜2カ月以上治る傾向を示さない場合は,まず使用中の消毒薬と外用剤を疑う.
◎潰瘍の治療はその基礎疾患の治療を優先すべきであり,外用剤をいろいろ取り替える意味はあまりない.
◎傷は乾いても水浸しでも治らないので,ドレッシングの工夫が必須である.
◎潰瘍が1〜2カ月以上治る傾向を示さない場合は,まず使用中の消毒薬と外用剤を疑う.
◎潰瘍の治療はその基礎疾患の治療を優先すべきであり,外用剤をいろいろ取り替える意味はあまりない.
◎傷は乾いても水浸しでも治らないので,ドレッシングの工夫が必須である.
参考文献
1)日本皮膚科学会:創傷・熱傷ガイドライン委員会報告-5:下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン.日皮会誌121:2431-2438, 2011
2)日本皮膚科学会:創傷・熱傷ガイドライン委員会報告-1:創傷一般.日皮会誌121:1539-1559, 2011
3)日本皮膚科学会:創傷・熱傷ガイドライン委員会報告-3:糖尿病性潰瘍・壊疽ガイドライン.日皮会誌122:281-319, 2012
4)宇原 久:どう診る?どう治す?皮膚診療はじめの一歩─すぐに使える皮膚診療のコツとスキル,羊土社,2013
5)宇原 久:皮膚科診断をきわめる─眼を閉じて診る,もうひとつの診断学,学研メディカル秀潤社,2016
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