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特集 皮膚疾患が治らない!—皮膚科医が教える“次の一手” 物理的皮膚障害
創傷が治らない!
著者: 池田政身1
所属機関: 1高松赤十字病院皮膚科
ページ範囲:P.1526 - P.1529
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◎急性皮膚創傷は正常創傷治癒機転により治癒する.
◎慢性皮膚創傷では何らかの原因で治癒が遷延している.
◎消毒は創傷治癒を遅延させるので,流水などによる洗浄が基本となる.
◎乾燥させると創傷治癒が遅延するので,wet dressingが基本となる.
◎急性皮膚創傷は正常創傷治癒機転により治癒する.
◎慢性皮膚創傷では何らかの原因で治癒が遷延している.
◎消毒は創傷治癒を遅延させるので,流水などによる洗浄が基本となる.
◎乾燥させると創傷治癒が遅延するので,wet dressingが基本となる.
参考文献
1)立花隆夫:創傷治癒の過程─急性皮膚創傷と慢性皮膚創傷.MB Derma 226:1-6, 2015
2)大浦紀彦,波利井清紀:慢性創傷.治療91:237-242, 2009
3)日本皮膚科学会 創傷・熱傷ガイドライン策定委員会(編):CQ4慢性皮膚創傷にはどのような外用薬を用いればよいのか? 創傷・熱傷ガイドライン,pp 21-27,金原出版,2012
4)日本皮膚科学会 創傷・熱傷ガイドライン策定委員会(編):CQ5ドレッシング材はどのように用いればよいのか? 上掲書3),pp 28-32
5)廣崎邦紀:Wound bed preparation(創傷環境調整).MB derma 226:7-14, 2015
6)今福信一:慢性皮膚創傷での物理療法の選び方と使い分け.MB Derma 226:47-53, 2015
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