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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻1号

2018年01月発行

文献概要

特集 気管支喘息・COPD診療に強くなる 最近の気管支喘息・COPDの考え方の変化

バイオマーカーは気管支喘息・COPD診療に有効か?

著者: 長瀬洋之1

所属機関: 1帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学

ページ範囲:P.26 - P.29

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Point
◎FeNOは好酸球性気道炎症を反映するが,低値でも喘息を否定できない.
◎FeNOは,喘息でのICS中止,不安定期の増量の指標として有用な可能性がある.
◎末梢血好酸球数が多いほど喘息に対する抗IL-5抗体の有効性が高い.
◎喀痰好酸球は喘息,COPDともにICS反応性と相関する.
◎COPDにおけるFeNOや末梢血好酸球とICS反応性の関連は十分確立していない.

参考文献

1)Dweik RA, et al:American Thoracic Society Committee on Interpretation of Exhaled Nitric Oxide Levels(FeNO)for Clinical Applications. An official ATS clinical practice guideline;Interpretation of exhaled nitric oxide levels(FENO)for clinical applications. Am J Respir Crit Care Med 184:602-615, 2011
2)長瀬洋之:気管支喘息診療における呼気一酸化窒素測定の意義.臨床病理62:1226-1233, 2014
3)日本呼吸器学会喘息とCOPDオーバーラップ(Asthma and COPD overlap:ACO)診断と治療の手引き2018作成委員会(編):喘息とCOPDオーバーラップ(ACO)診断と治療の手引き2018,pp 2-8,メディカルレビュー社,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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