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特集 気管支喘息・COPD診療に強くなる 気管支喘息・COPDの初期診断はこうすべき
COPDの初期診断はこうすべき
著者: 川山智隆1 木下隆1 富永芳和1
所属機関: 1久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門
ページ範囲:P.45 - P.50
文献購入ページに移動◎呼吸器症状に乏しくても,喫煙歴やそれに相当する危険因子があり,かつ40歳以上の場合には,積極的にCOPDを疑う.
◎労作時呼吸困難や慢性的な喀痰,咳嗽や喘鳴を訴える,あるいはこれらの呼吸器症状とともに身体活動性が低下しているときにはCOPDを疑う.
◎上気道炎または肺炎を含む下気道炎を反復し,来院あるいは入院する場合にはCOPDを疑う.
◎胸部X線で肺の過膨張あるいは胸部CTで低吸収領域がある場合にはCOPDを疑う.
◎ただし,上記のいずれの場合でも,症状が類似する疾患や,気流閉塞をきたす他疾患を除外する必要がある.
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