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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻1号

2018年01月発行

文献概要

特集 気管支喘息・COPD診療に強くなる 気管支喘息・COPDの類縁疾患─どう鑑別し,対応するか

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症

著者: 中下珠緒1 吉田晃1 本島新司1

所属機関: 1亀田総合病院リウマチ・膠原病・アレルギー内科

ページ範囲:P.90 - P.93

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Point
◎好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)の90%は,重症喘息と好酸球性副鼻腔炎から発症する.
◎EGPAの診断には,ACR分類基準と厚生労働省の診断基準を用いる.
◎EGPAの最も強い予後不良因子(FFS)は心障害である.
◎治療はステロイド薬の全身投与で,重症例ではシクロホスファミドなどの免疫抑制剤を使用する.
◎EGPAの神経障害には免疫グロブリン製剤を使用する.

参考文献

1)Jennette JC, et al:2012 revised International Chapel Hill Consensus Conference Nomenclature of Vasculitides. Arthritis Rheum 65:1-11, 2013
2)Sada KE, et al:A nationwide survey on the epidemiology and clinical features of eosinophilic granulomatosis with polyangiitis in Japan. Mod Rheum 24:640-644, 2014
3)厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業(編):ANCA関連血管炎診療ガイドライン2017,pp 84-89,診断と治療社,2017
4)Tsurikisawa N, et al:A retrospective study of bronchial hyperresponsiveness in asthmatic patients prior to the onset of Churg-Strauss syndrome. Allergy Asthma Proc 28:336-343, 2007
5)Guillevin L, et al:The five-factor score revisited. Assessment of prognosis of systemic necrotizing vasculitis based on the French Vasculitis Study Group(FVSG)Cohort. Medicine 90:19-27, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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