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特集 気管支喘息・COPD診療に強くなる 気管支喘息・COPDの慢性期コントロール
難治性喘息への対応
著者: 浅野浩一郎1
所属機関: 1東海大学医学部内科学系呼吸器内科学
ページ範囲:P.102 - P.105
文献購入ページに移動◎難治性喘息は標準治療下でも,症状,増悪頻度,呼吸機能などの基準からコントロール不良と判定された喘息である.
◎難治性喘息の診断確定の前に,他疾患との鑑別,吸入手技・アドヒアランスの評価,難治化因子への対応が必須である.
◎難治性喘息には複数の表現型があり,①若年発症アレルギー型,②成人発症肥満型,③成人発症好酸球優位型,などが代表的である.
◎難治性喘息の治療には抗体医薬やbronchial thermoplastyなどがあるが,これらの治療を行う前に専門医へコンサルテーションすべきである.
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