icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina55巻10号

2018年09月発行

特集 クリティカル・ケアを極める—一歩進んだ総合内科医を目指して

内科クリティカル・ケア 知っておくべき知識・技術をまとめる─重症にはこれを武器に立ち向かう

腎代替療法(RRT)の適切な導入と選択

著者: 稲熊大城1

所属機関: 1藤田保健衛生大学病院腎内科

ページ範囲:P.1648 - P.1651

文献概要

Point
◎腎代替療法(RRT)の開始に当たっては目的を明確にする(①尿毒素除去,②電解質バランスの是正,③水バランスの是正,④酸塩基平衡の是正).
◎治療モード選択に関しては,①間欠的か持続的か,②血液透析(HD),血液濾過透析(HDF)あるいは血液濾過(HF)か,③血流や透析量をどうするか,④アクセスはどうするか,⑤膜素材をどうするか,⑥抗凝固薬をどうするかを患者の病態ごとに検討する.
◎重症患者へのRRTは,血圧低下,出血ならびに感染症などの合併症に留意する必要がある.

参考文献

1)AKI(急性腎障害)診療ガイドライン作成委員会(編):AKI(急性腎障害)診療ガイドライン2016,日腎会誌59:419-533,2017
2)KDIGO Clinical Practice Guideline for Acute Kidney Injury. Kidney Int(Suppl 2):1-138, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら