icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina55巻11号

2018年10月発行

文献概要

連載 見て,読んで,実践! 神経ビジュアル診察・6

知っているとお得!! 大胸筋反射,三角筋反射,大内転筋反射

著者: 難波雄亮12

所属機関: 1安房地域医療センター総合診療科 2沖縄県立中部病院総合内科

ページ範囲:P.1709 - P.1711

文献購入ページに移動
 これまでに,臨床で使用できる腱反射を勉強してきました.なかでもBabinskiの五大反射(上腕二頭筋反射,上腕三頭筋反射,腕橈骨筋反射,膝蓋腱反射,アキレス腱反射)を軸に下顎反射やShimizu reflexなどを組み合わせると,病巣をある程度絞ることが可能となります.ほかにも知っておくとお得な反射,通常では誘発されにくい反射があります.大胸筋反射,三角筋反射,大内転筋反射は,亀田総合病院神経内科回診でおなじみの神経診察法です.では,実際どのように役立つか見ていきましょう!
 
*本論文中、関連する動画を見ることができます(公開期間:2020年9月30日まで公開)。

参考文献

1)福武敏夫:脊髄臨床神経学ノート─脊髄から脳へ,pp 15-16,三輪書店,2014
2)Watson JC, et al:Hyperactive pectoralis reflex as an indicator of upper cervical spinal cord compression;Report of 15 cases. J Neurosurg 86:159-161, 1997
3)福武敏夫:腱反射.脊椎脊髄27:17-23, 2014
4)Lim KS, et al:Wide range of normality in deep tendon reflexes in the normal population. Neurology Asia 14:21-25, 2009
5)Hannington-Kiff JG:Absent thigh adductor reflex in obturator hernia. Lancet 1:180, 1980

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?