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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻11号

2018年10月発行

文献概要

特集 どんとこい! 内科医が支える—エンド・オブ・ライフ 臨死期の対応

死前喘鳴

著者: 松本弥一郎1

所属機関: 1飯塚病院緩和ケア科

ページ範囲:P.1770 - P.1772

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Point
◎死前喘鳴は死亡直前にみられる徴候である.
◎死亡直前にみられる喘鳴か,他の原因でみられる喘鳴かを鑑別する.
◎薬物療法では抗コリン薬などが用いられることが多く,使用例を確認しておく.
◎非薬物療法では体位ドレナージや用手的排痰補助法が推奨される.
◎家族とのコミュニケーションを大事にする.

参考文献

1)日本緩和医療学会緩和医療ガイドライン作成委員会(編):がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン2016年度版,金原出版,pp 47-49, 2016
2)Morita T, et al:A prospective study on the dying processs in terminally ill cancer patients. Am J Hosp Palliat Care 15:217-222, 1998
3)Bennett M, et al:Using anti-muscarinic drugs in the management of death rattle;Evidence-based guidelines for palliateive care. Palliat Med 16:369-374, 2002
4)Spiess JL, et al:Anticholinergic agents for the treatment of “death rattle” in patients with myasthenia gravis. J Pain Symptom Manage 26:684-686, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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