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特集 どんとこい! 内科医が支える—エンド・オブ・ライフ エンド・オブ・ライフを支えるための疾患の知識
可逆性の判断
著者: 世戸博之1
所属機関: 1明石医療センター総合内科
ページ範囲:P.1788 - P.1791
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◎エンド・オブ・ライフに生じた病態の可逆性を判断するための一般化されたツールやエビデンスは現時点ではない.
◎疾患トラジェクトリーなどで患者の予後に影響する主な疾患の一般的な経過を押さえる.
◎患者が疾患トラジェクトリーのどの位置にいるか,そして直近の変化や経過を把握する.
◎最も影響しそうな予後規定因子を把握し,起こりうる経過の仮説を立て,評価を繰り返し行う.
◎治療方針について患者・家族や他のメディカルスタッフとshared decision makingを行う.
◎エンド・オブ・ライフに生じた病態の可逆性を判断するための一般化されたツールやエビデンスは現時点ではない.
◎疾患トラジェクトリーなどで患者の予後に影響する主な疾患の一般的な経過を押さえる.
◎患者が疾患トラジェクトリーのどの位置にいるか,そして直近の変化や経過を把握する.
◎最も影響しそうな予後規定因子を把握し,起こりうる経過の仮説を立て,評価を繰り返し行う.
◎治療方針について患者・家族や他のメディカルスタッフとshared decision makingを行う.
参考文献
1)上村恵一:せん妄.木澤義之,他(編):いのちの終わりにどうかかわるか,pp 126-135,医学書院,2017
2)Morita T, et al:Underlying pathologies and their associations with clinical features in terminal delirium of cancer patients. J Pain Symptom Manage 22 :997-1006, 2001
3)Murray SA, et al:Illness trajectories and palliative care. BMJ 330:1007-1011, 2005
4)Carey I, et al:Improving care for patients whose recovery is uncertain. The AMBER care bundle;Design and implementation. BMJ Support Palliat Care 5:12-18, 2015
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