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特集 内科医のための「ちょいあて」エコー—POCUSのススメ 超音波によるABCD生理学的アプローチ
B:肺エコー(気胸)
著者: 谷口隼人1
所属機関: 1横浜市立大学医学部救急医学教室
ページ範囲:P.1925 - P.1931
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◎肺エコーでは,胸膜から得られる所見が重要である.
◎肋骨と胸膜を描出する「bat sign」が,肺エコーの基本ビューである.
◎肺エコーでは,気胸,肺水腫,肺炎,慢性閉塞性肺疾患(COPD)/喘息などを鑑別できる.
◎肺エコーによる気胸の検索では,まずlung slidingの有無を確認する.
◎lung pointが描出できれば,気胸の診断が確定する.
◎肺エコーでは,胸膜から得られる所見が重要である.
◎肋骨と胸膜を描出する「bat sign」が,肺エコーの基本ビューである.
◎肺エコーでは,気胸,肺水腫,肺炎,慢性閉塞性肺疾患(COPD)/喘息などを鑑別できる.
◎肺エコーによる気胸の検索では,まずlung slidingの有無を確認する.
◎lung pointが描出できれば,気胸の診断が確定する.
参考文献
1)Lichtenstein DA, Mezière GA:Relevance of lung ultrasound in the diagnosis of acute respiratory failure;The BLUE protocol. Chest 134:117-125, 2008
2)Volpicelli G, et al:International evidence-based recommendations for point-of-care lung ultrasound. Intensive Care Med 38:577-591, 2012
3)Soldati G, et al:Occult traumatic pneumothorax;Diagnostic accuracy of lung ultrasonography in the emergency department. Chest 133:204-211, 2008
4)三澤賢治,他:超音波検査における自然気胸の重症度判定の試み.日呼外会誌24:8-11, 2010
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